【ミッドナイトランナー】10話(最終回) あらすじ 感想 ネタバレも!

未満警察

あらすじ&感想

模擬捜査をはじめる本間と一ノ瀬

証拠の入った映像を及川に見せる二人。
本件を模擬操作の授業としてやらせてください。
教官の心の中が知りたいんです。
どんな犯人の中にもそこに至るまでの物語がある。
俺たちの事件です、お願いしますと頭を下げる。
この事件は私の事件でもある、模擬捜査私も手伝うというのが条件。

国枝警視正を助けに向かう警察。
しかし片野坂にゴム銃で撃たれる。
これで共犯者が全員そろったと。

3件の殺しは全てあいつのまわりで起きていた。
3件の被害者それぞれに片野坂教官との接点があるんだと思う。
それを手分けして調べる。

撮影されていた映像の場所に向かう二人

1件目の事件現場にくる二人。
被害者の友達が現場に花を持ってくる。
そこで話を伺うと被害者の姫花はいじめで自殺していたことがわかった。
おじいさんが偉い人だからみんななにもいえなかったと。

近藤警部補は犯罪を見逃す代わりに金銭を要求することがあったという噂があった。
天満千尋とは9年前近所に住んでいたという。
片野坂教官の妻と娘の写真、犯行映像を見て何かを察し、走り出す本間とそれを追う一ノ瀬。

シアン化カリウムの調合をしている片野坂。

犯人がけいたいをわざわざここに置いて撮影した理由はなんだ。
1件目は2,3件目とは違い弱い力で殴られていた。もしかしたら偶発的な事件で殺すつもりはなかったのかもしれない。
2件目は近所に住んでいた。
3件目は悪い噂。
人間が必要以上に何かに夢中になるときたいていその裏にはもうひとつの真実がある。

二人が柳田に会いに来る。
片野坂のけいたいに柳田から着信。
なぜいじめの関連捜査をしないのか、
1件目の被害者でありいじめの加害者が中富議員の孫娘だからですか?と国枝に言うと、誰に物いってんだとはじき返され、こぶしを握る。

本来なら隠すべきではないはずの警察が、真実を語らないでいる現状に対して
辞めた方がいいと真面目な事を言っている側が非難される世界はどうなんだろうか。
今ある現状に対して、意見を述べたまでなのに、口出してきたと陰口をいわれてしまうような、そんな感じ。

教官の犯行を示し始める本間率いる生徒たち

本間からの着信。教官との約束を果たす準備ができたから明日会えないかと。
明日9時、片野坂教場でお待ちしてる。
教え子たちに最後の授業をすることになった。
もう時間がない、お互い務めをはたしましょう。
ビデオを回す片野坂。
そこに柳田が突入してくる。
が片野坂の姿はなく、すでに教室にいた。

スコップ男は自分だと認めるんですか?
模擬操作授業の発表をします。
連続殺人のプロファイリングにおいて大事なのは1件目の事件。
だから最初の事件を調べた。
中富姫花は中学の時、片野坂の娘をいじめ、自殺に追いやっている。
中富姫花は中富幸三衆議院議員の孫、警察官僚だった中富議員が県警内部に圧力をかけ、いじめがなかったことにされた。
犯人は復讐のため殺害した。しかし2,3件目の事件には復讐する理由が見当たらない、となると殺害動機は口封じ。
2件目は家が近所であり、知り合い、目撃した可能性もある。
3件目の被害者も教官と接点がある。二人とも捜査本部にいた。
中富姫花は復讐で殺された。天満千尋はそれを目撃して殺された。近藤警部補は真相に気付いて殺された。
教官はスコップ男を創作し一連の犯行がその男によるものだと偽装。プロファイラーだから容易にできた。

片野坂は写真を持って、国枝に3人を殺したのは俺だ、逮捕してくれというが逮捕されなかった。
警察は自分達の間違いを絶対に認めない。
だがお前らは違う、ピュアでまっすぐで無鉄砲なお前らのような人間だけだ。

間違いを恥だからという理由で認めない警察になってほしくない一連の理由があって、
片野坂教官は未来の警察官になる生徒たちには、決してなってほしくないという気持ちが
ものすごく伝わってきました。

スコップ男事件の本当の真実

まだ続きがある。表に見えるものだけが真実ではない。
教官が3人を殺したというのは教官が理想とする架空の物語、でも真実は違う。

1件目、力が弱かったのは子供だったから。
教官にはもう一人娘がいる、いじめが理由で自殺した姉を大好きだった妹が。
最初の殺人はその妹。
2人目は妻が偶発的に殺してしまう。犯人が男性だとわかるようにわざと防犯カメラに写り込んだ。
そして3件目の近藤警部補は目が同じだと、1000万払ったら見逃してやると告げる。
そして片野坂が初めてここで人を殺める。家族を守るために。

これは全て妄想だ、失望したぞと片野坂。
すると一ノ瀬が妄想ではない、証拠があるといってけいたいの映像を見せる。
そこには娘が殺害している映像。
認めない認めたくない片野坂。
中富姫花を殺したのは片野坂冬美、今の名前は橘冬美。
すぐにでも自首しようと思っていた、朝になって携帯を回収したら父が隠す映像が写り込んでいた。
自首したら父も捕まると思ったから言えなかった。家族を守ろうとした。
でも立てこもり事件があってなんの罪もない家族を壊してしまったと気付いて
もう隠し通せないと思った。これを見せて父に本当のことが言いたかった。
父からも本当のことが聞きたかった、謝りたかった。警察官なのに間違った事させて。
天満さんの家族にもごめんなさいって。
この9年間、教官だけでなく橘も教官と奥さんを守ってきたんです。
そんなことしたら橘が悲しみます。
誇らしげに父は警察官ですといっていた。
橘のため天満さんのためにも生きて罪を償ってください。
もう遅いんだ。すまなかった。これを頼むと撮影した国枝のカメラを渡すと突然倒れる。
青酸カリを飲んだらしい。
すぐに水を飲ませ吐かせる。なんとか一命はとりとめた様子。
救急車で運ばれる。
奥様も娘さんも殺害を自供した。泣き崩れる教官。
片野坂が手錠をかけるように促し、柳田が手錠をかける。

国枝警視正が隠蔽暴露映像で県警幹部が謝罪し、天満の再審請求が認められた。

及川が、私が思う立派な警察官は組織に従順な人間だった。だが今は違う、お前らに教わった。
ありがとう。

最後は死んで償うのではなく、生きて罪を償わせた本間。これは天満と同じで一貫性がありましたね。
それにしても橘が片野坂の娘だったというのは衝撃でした。
見ていて「えっ!?」って言っちゃいました笑
同期に手錠をかけるときも感動がありました。
それにしても警察の裏事情なところまで踏み込んでいくような、
新しい展開のあるドラマだったと思います。
格闘シーンも多くあって、なにより中島健人と平野紫耀がかっこよかったです!

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