あらすじ&感想
羽倉の父親が入院
摂食障害で苦しんでいる辰川樹里、ステージ4の胃がんで入院している辰川太一、外傷性頸部症候群で入院している羽倉龍一
みんなそれぞれの大切な日常があってこれからもそれぞれの未来が続いていく。それを守っていくのが私たち薬剤師の仕事だ。
いつもの中華屋さんで小野塚と二人でご飯を食べるシーンから始まる。
羨ましがるくるみ。
医療の現場では医者が言うことが絶対なんですから。
羽倉のお母さんが薬剤部にやってくる。父親が入院してきたらしい。
羽倉はなぜここに入院させたのかと怒る。
そうでもしないとふたりとも会ってくれないでしょという母親。
勝手なことしないでくれ、二度とここに来るなと怒鳴り散らす。
何かありそうな雰囲気。お父さんは医者なのに、自分は薬剤師だからか?
樹里が救急で運ばれてきた。小野塚の働くドラッグストアで倒れたと。
どうやら睡眠改善薬を買っていたと小野塚に告げられる。
摂食障害を引き起こしているらしい。
なにか環境の変化がなかったかと聞くと、同居している父が末期の胃がんで入院している。
そのころからしゃべらなくなった。
おじいちゃんの顔を見ると笑顔になって楽しそうに話し始める。
どうやらおじいちゃん本人にはがんであることを告知していないらしい。
樹里がおじいちゃんに内緒にしていることを納得していない様子。
母親もがんでなくなり、抗がん剤治療で苦しんでいる姿をしっているからなかなか言えないと。
医者が絶対の領域
おじいちゃんに摂食障害で入院していることを隠したい樹里をみて、
心音を紹介し体形を隠してくれる服を貸してあげることを行う葵。
羽倉の家系は医者家系で父親は脳神経外科の権威、関東薬事連盟の監事であり、販田部長が舞い上がっている。
自分は落ちこぼれで2浪してもダメだった。うちの人間じゃないから出ていけと言われた。
羽倉が出した疑義照会をかけた薬で耳鳴りがでたと言われる。
羽倉がハンコを押したからハクが謝りに行きなとみどり。
謝っている様子を父親に見られ、みじめだな、やっぱりお前のやっている仕事は医者の奴隷だなという。
父親は軽い認知症だと言う。
羽倉がでていってから、龍之介はなにしてるのかってずっと気にかけていた。
引退が見えてきて改めてあなたに病院を継いでほしいって思ったんだね。
遅いってことはないでしょ。
高血圧や頭痛薬、睡眠薬も飲んでいたという。
奥さんが龍一が飲んでいた薬を全て記した手帳を持っていて、それをかりる。
がんの新薬の治験に参加するという話をする七尾副部長。
患者に嘘を付き治療を受けさせる
龍一に脳の精密検査を受けるべきと告げるが、断られる。
むしろ、恥だといわれてしまう。
薬剤師は医者の奴隷だからとなにもしないでいる羽倉に対してそれであなたはどうなの?とみどり。
そして、薬の影響で認知症の症状を引き起こしているのではないか
という論文があったことを思い出すとすぐに調べるみどり。
それを手伝う羽倉。
そして論文を見つけ出し、龍一に言い、精密検査を受けさせる。
その結果認知症ではない事が判明、原因は多剤服用であった。
そのため薬の量を減らすことによって改善していくであろうと告げると黙ってその場を立ち去る龍一。
医者の真似事して気が済んだか?
薬剤師は医者の奴隷だと私は思いません。
医者だからといって一人で勝手に判断なさらないでください。
今回の多剤服用も薬剤師がチェックしていたら防げたはずです。そのことをどうか忘れないでいてください。
龍之介、お前もう一度医者を目指してみないか?
俺のあとを継いでくれと言う。
薬剤師は患者を救うことだってできる。だからここに残って薬剤師を続ける。
その言葉でやっと羽倉を認める龍一。
辰川太一が急変する。
おじいちゃんが治らないってわかってるのに治療受けさせてる。
みんなも私もウソつき。すごく怖い。
わからないことがたくさんあって家族がどんどんばらばらになっていく気がしてどうしていいかわからない。
助けて葵さん。
大丈夫だよ、私がついてるから。
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