あらすじ&感想
右上腕骨骨折の大宮清さん、マイコプラズマで通院している山口れおくん。
みんな病院の外にはそれぞれの大切な日常があって、これからもそれぞれの未来が続いていく。それを守るのが私たち病院薬剤部の仕事だ。
薬の味見
新薬の味見から始まった第2話。
新薬が出たらどんな薬でも味見するという葵みどり。
ちょっとこわくないですか?笑
たとえ少量だったら影響ないとはいえ、飲むのは抵抗があります。
それに料理とかジュースとかでもなかなか難しく自信も全くないのに、
薬でそれができるって異次元すぎます。
フェンタニル問題
麻薬取締官が麻薬の管理が正しいかどうか調べにくる。
ここで数が合わないと今後麻薬の使用ができなくなり、
助けられる患者が少なくなってしまう。
まだ使っていないかもしれないフェンタニルを相原が医師に確認しに行くことになった。
これははじめての重役。幸いにもまだ使っておらず、
薬剤部に返却でき監査にも間に合うことができた。
はじめて相原くるみがキーパーソンになった描写でしたね。
西野七瀬の関西弁めちゃよかった笑
ナロキソン問題
序盤の味見が伏線になってた。錠剤が半分つぶれた薬を発見する。
しかし識別番号がつぶれて見えず、なにかわからない。
そこでその薬を食べた葵。この味は味わったことのある薬。
そこで候補をあげてもらうため、調べてもらう。
候補の中からロペラミドであることが判明し、拮抗薬であるナロキソンの投与を促す。
このおかげで一命をとりとめる。
最初の薬の味見はここの伏線になっていたんですね!いやー、なかなかいい描写です。
ネットの情報を鵜呑みにする
薬の副作用についてネットで調べ、
薬剤師にその薬は副作用があるってきいたんですけどと訴えかけてくる、
現代のネット社会を描写していますね。
本当にネットの情報を鵜呑みにして、こう書いてあったからこうなるといった不安に陥ることはここ最近多いと思います。
医者も看護師も薬剤師もかなりの時間と労力をかけて勉強しています。
ネットに書いている人は素人の人であることも多いです。
なので信じ込みすぎないようにして、なにかひっかかるところがあれば、
ぜひ主治医や薬剤師に遠慮せずに聞いてみて欲しいです。
変化する刈谷の心情
実はシングルマザーだったことが判明しました。
マイコプラズマの薬をこどもに飲ませることに苦戦を強いられている患者さんに対し、
自分の子供と照らし合わせて手助けする。
自己満足なのかそれとも患者さんのためなのか。
効率だけを追い求め、合理的にしか動いてこなかった刈谷が患者さんのために葵に対して、
服薬指導が入ったといってジュースとチョコアイスを手渡す。
刈谷は患者さんがシングルマザーで働きながら子供を1人で育てている姿をみて、
手助けしたい、患者のために何かしてあげたいと思ったんでしょう。
人にはありますよね、こういった瞬間。
最後の、やるんだったら患者のためにとことんやりなさいよ、
このセリフに全てがこもっています。
薬剤部全体として、葵のような人にみんながなってしまうとまわらなくなってしまう。
だから自分も葵みたいになりたいけど、一歩ひいて主任としてまとめあげていく動きをしていて、
こういったまわりを見れる人は必要だよねと感じましたね。
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