【アンサング・シンデレラ】11話(最終回) あらすじ 感想 ネタバレも!

アンサング・シンデレラ

あらすじ&感想

産婦人科に左遷されていた葵

萬産婦人科医院に来た葵。
6人目の出産。

星名優が薬の相談に。
暑いのがきつくて。
薬の影響で火照るのだという。

小野塚がやってくる。

向坂千歳。デパケン錠を飲んでいる。
てんかんの薬飲んだ?と聞かれるが、飲まずにごみ箱に捨てていた。

心春が今研修にきたと。
指導は相原だと。
瀬野がいないから救急担当になれてるだけと小野塚。
葵さん萬総合に戻りませんか?
瀬野の治験で責任を取ったらしい。
気持ちはうれしいけど今の仕事が大事だから。

てんかんの既往がある35周目の初産婦向坂千歳さん。
子宮頸管長の短縮が認められ入院している31周目の初産婦星名優さん。
みんなそれぞれな大切な日常があって、これからもそれぞれの未来が続いていく。
それを守っていくのが私たち薬剤師の仕事だ。

戻れることになったが、地方の病院の方がより密に患者さんと関わることになるので、
1人の患者に依存しがちな葵には向いてますね。
患者とのコミュニケーションの仕方とかって、
本で学ぶより実際に関わらないとわからないことであると思うので、
こっちの方がいいんでしょうね。

葵がここにきた理由

病室で、向坂がデパケンをティッシュにくるんで捨てている様子を見た星名。
一緒にトランプをしようと誘うが母親がカーテンを閉める。
あなたは他の妊婦さんとは違うんだからと。

看護師たちがなぜこんな田舎にきたのかと問いただし、答える葵。
治療が思うように進まなかったことから治験プロセスが問題視されるようになった。
規則を無視し、審査委員の承認が下りる前に患者さんにその治験薬の内容を紹介してしまった。
それで責任を取ってきた。

そこに道場があらわれ、星名の薬のことで相談が。
リトドリン増量して体調がおかしいと。
日記を書こうとすると手が震えて上手く書けない。
お腹がはって苦しいし食べると吐きそうで食べたくない。
星野さんのことをここにいるみんながみてますから。
まずは35週を目指しましょう。
一回ダメにしてるから怖い。
今度こそ会いたい。

星野のことをここにいるみんなが見ているという声かけは、
患者さんにとって非常に気持ちが楽になるいい言葉ですね。
この言葉をかけられるのはさすが葵という感じ。

普通とは違う妊婦

販田部長が葵が萬総合に戻れるように部長会で許可が下りたと。
でもみんな喜ばない。
葵は戻る気がないから。
葵は凄くいきいきしていたと小野塚。

千歳はお母さんが病気だと認めたくないようす。
星名が千歳に声をかける。
ぼーっとしている、てんかん発作がでている。
大丈夫だとその場を去ろうとするが、ふらついて壁にもたれかかる。
その様子を葵に伝える。

デパケンを飲んでいない事を指摘した。
薬が赤ちゃんに与える影響を考えたと。
薬を飲まなければ普通の妊婦さんに慣れるような気がした。
誰のために出産を頑張るんですか?
自分が普通だと証明するためではないですよね。
この子のためです。
これからはきちんとクスリを飲んで、赤ちゃんの為に出産の備えましょう。
お母さんが過剰に心配していたことが千歳には重荷だったんだろう。

病室で夜、星名と向坂が話し合う。
保育士がいててんかんを持つ園児もいたからちょっとだけ勉強した。
薬でコントロールしている人も多いんですよね。
なかなか理解してくれる人いないからうれしい。
向坂はWebデザインをしている。
なるべく人の目につかないように。
てんかん発作があってから母のいいなりになっていた。
あなたは普通と違うんだからといわれてきた。
不安なんですよね、普通に出産して普通に育てられるかどうか。
そんなのみんな一緒だよ、子供にはいいことも悪い事もいろんな個性があることを忘れないようにしないとね。
この話を聞いていた母親。話しかけずに帰っていく。

千歳のお母さんと千歳、看護師と道場、葵でこれからのことについて話し合う。
お母さんは他の妊婦のようにはいかないという話をひたすらする。
ついに怒る千歳。
もうお母さんの手は借りない、この子とふたりで生きていくからと告げてしまう。

病気のことで人を差別するのは、おかしい。
でも周りと違うことを責めたがるのが人間。だからなくなることはない。
さらにそうしたのは親である自分の責任だとも思うのが母親。
子供を守ってあげたいという気持ちから、子供にストレスを与えてしまうことになる。
負の連鎖ですよね。
千歳もついに爆発してしまいました。

緊急帝王切開になった向坂

販田部長が萬産婦人科医院にやってくる。
葵のことでお願いがあってやってきた。

向坂の家にくる葵。
千歳の着替えを取りに来た。
家に入ると引っ越しの準備をしていたお母さん。
娘と離れて過ごすと。
てんかんだとわかってから申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
妊娠がわかってから同じ思いをするんじゃないかと心配だった。
でもそれが彼女をみじめにしていたと気付いた。
今は一緒にいないほうがいい。
お守りを手渡す。

そのお守りと着替えをもって向坂のもとを訪れる葵。
しかしその時破水してしまう。
子宮収縮を抑えるリトドリンを全てきらしていた。
近くの病院にもない、しかしテルブタリンをかりてくる。
この薬にも子宮弛緩作用があると。
それを届けたあとすぐどこかに出かけてしまう葵。

緊急帝王切開になる。
無事に終わる。
葵はお母さんを呼びに行っていた。
赤ちゃんのいるところ連れて行ってとお母さんに言う。
二人で泣きながら赤ちゃんを見る。

子宮弛緩薬がない状態で大丈夫だと思っていたという杜撰な体系が、
このような悲劇を招いてしまったのはさておき、他の薬で産婦人科以外にもある薬から、
子宮弛緩の効果がある薬を言い当てたのはさすが薬剤師だなと思いました。
かっこよかったです。
でもすぐにオペできなくて麻酔科がくるのを待つ状況も地方独特の良くないことなんでしょうね。

葵がいなくなりばらばらになった萬総合が再びひとつに

萬総合病院にはどうしても葵が必要だと言われたことを道場が伝える。
産婦人科はお母さんと赤ちゃんの両方を見なければならないし、新しい命が生まれる場所だから必ず家族のことまで深く関わることになる。
尊敬する人にここなら近づけると思った。
そこに瀬野がやってくる。
退院してリハビリもしてる、来月から復帰することになった。
長い闘病生活本当にお疲れさまでした。
みんな萬総合病院に戻ってくるのを待っていると。
ここでもっと勉強して佐織里さんのような理想の薬剤師に近づけたら戻ると葵。

星名も無事に出産できた様子。
向坂はお母さんと共に生活している。

萬総合病院ではついにロボッツが導入された。これで人手不足も解消できるかな。
小野塚と瀬野はいいコンビで救急薬剤師として働いている様子。
工藤が羽倉との子供を見せにくる。
葵も戻ってきていた。
バラバラになった薬剤部がまたひとつに。

葵が戻ってきてから萬総合病院の雰囲気が変わって、まとまりが出てきた。
萬総合の薬剤部には葵が必要だったということですね。
小野塚も瀬野とともに救急で活躍してますし、かっこよかった。
ロボットも導入されて人手不足が解消しましたし、
またこれで葵も一人一人の患者に力を注ぎ込めますね笑

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