第8話の視聴率
第8話の視聴率は、9.5%でした!
少し下がってしまいましたが、オリンピックで長い間放送されていなかった影響でしょうか。
ここからまた上がっていくと思います!
あらすじ&感想
成瀬が脳外に戻るきっかけ
脳外に移る話をする、成瀬と里中。
もう少し考える時間をくれ。
でも今週末までには考えた方がいいですよ、外部に募集かけるつもりらしいので。
先輩と一緒に働けること楽しみにしています。
あの頃は急に私たち後輩の前から突然姿を消して、他の医大の脳外に行っちゃって。
お別れも言えませんでしたっけ。
やっぱりまた戻りたいんですか?
昨日脳外の高梨部長に会ってきた。
どうして脳外科医辞めたんだ。
それは、、、
いや君の事情はおおむね聞いてる。
以前、君の書いた論文を読んだことがあるよ。
悪くなかった。
もちろん夜間救急は君を手放すことを嫌がるだろう。
だが、君のような人間は1つの分野を極めて、唯一無二の技術を持つスペシャリストにこそなるべきじゃないか?
その言葉に惹かれなかったといえば、嘘になる。
ただ、行き場のなかった俺をナイトドクターとして迎え入れてくれた本郷先生と八雲院長も恩がある。
それに、心配ですか、私たちのことが。
身体がいくつあっても足りないな。
おかげでこうして人の貴重なプライベートまで奪う後輩までいるしな。
成瀬が脳外に行くかもしれない話を高岡にする。
全力で引き止めないと。
成瀬がいなくなっちゃうと、まともなナイトドクター私と朝倉だけになっちゃうよ?
うちの夜間救急人手不足で終わるよ?
嘉島なんかこれを機にナイトドクターを廃止して、夜間診療も辞めようとかいいかねないよ?
じゃあ先輩の気持ちは?
じゃあ朝倉はさ、このまま成瀬先輩がいなくなって、ナイトドクター制度が廃止になってもいいわけ?
深澤が心美に頼まれたデート前に尋ねておくべき質問を見ている。
次の日、成瀬に対する態度が激変する高岡。
私たち成瀬先輩にご指導いただかないと無理ですから、ほんと無理ですから、お願いしますね。と高岡。
朝倉に、驚くほど口が軽いなと言う成瀬。
岩田さんが激しい頭痛を訴えて救急搬送。
救急隊員の星崎が朝倉に濱辺照夫さんのことを尋ねる。
容体は安定していることを伝える。
ああいうタイプは苦労するだろうな。
いちいち患者に入れ込んで自分の身をすり減らしていく。
ここに来た頃の誰かさんみたいだな。
岩田さんはクモ膜下出血と確定する。
破裂瘤は内頚動脈にありそう。
成瀬がオペの準備をする。
高岡がオペの手伝いに入るとすぐに申し出る。
頭を開けて見てみると、普通の脳動脈瘤に見えていたが解離性脳動脈瘤だった。
このままクリッピングすれば大量出血する危険性がある。
無理はするな、成瀬冷静に判断しろと本郷の声。
オペを中止する、と成瀬。
手術できなかったことを家族に伝える。
血管に亀裂があり無理に処置すると大量出血する危険性がありました。
じゃあ主人はどうなるんですか?
ここから先は専門の脳外科医の判断に任せたいと思います。
その先生に見ていただけるのはいつ頃になるんですか?
明朝以降となります。
それまで主人なにもしていただけないということですか?
われわれが責任を持ってご主人の身体を見守りますので。
治療ができないならなんのためにここに運ばれてきたんですか!
それまで主人なにかあったらどうするんですか。
成瀬先生きっとショックだったよな。
ショックどころかプライドズタボロでしょ。
自分で手挙げたのにできなかったんだから。
脳の領域は別格だからね、さすがの成瀬も太刀打ちできなかったってことじゃない?
これを機に脳外に行くの諦めるかもしれないよな。
だって自信なくしてさ、、
わかってないな、成瀬の場合はその逆でしょ。
悔しくて意地でもスキル磨こうとして脳外に行きかねない。
まあそれはそれで成瀬のためだろうね。
だってそうでしょ。
救急医が他の先生からなんて呼ばれてるか知ってる?
なんでも屋。
幅広く初期治療を行える代わりに、専門性は皆無で、一生中途半端な医者で終わるだろうって。
若い医者が救急医になりたがらないのもきっとそれが原因の一つだよ。
人生100年時代に専門性のない仕事を選ぶなんてリスクでしかないでしょ。
脳外に惹かれる成瀬の気持ちもわからなくないな。
昨日の救急の患者のコンサルを高梨部長にコンサルしたいと、里中に声をかける成瀬。
画像を見せてくださいと言われ見せる。
これならハイフローバイパスでいけますね、僕やりますよ。
患者さん紹介してくださいと言う。
脳外に行こうか迷ってるそうだな。
俺は止める気もないし背中を押す気もない。
お前が本当にやりたいことをやれ。
手術を中断する選択
朝倉とのダブルデートの当日。
今日は心美ちゃんのために思いっきり楽しむ日でしょ。
まさかの運転手は朝倉。
心美の用意したアピールポイントをことごとく朝倉に上回られる。
心美が勇馬とボートに乗りに行く。
心美ちゃん楽しそうでよかったね。
まだ高校生なんだもんね、本当はもっと勇馬君と一緒にいろんなとこ行きたいよね。
頑張ってよ、お兄さん。
いつか心美ちゃんの病気を治せる医者になりたいんでしょ。
結核だって白血病も昔は治らない病気だったけど、今はちゃんと治療法がある。
だから、心美ちゃんの病気もさいつか治せる日が来ると良いよね。
でも、ほんと言うとまだちょっと迷ってるんだ。
本気で心美の病気について研究しようと思ったら、ナイトドクター辞めることになる。
俺は俺なりに今の仕事にやりがいを感じてて、いつか日本の救急医療の未来を変えられたらって思ってる。
もしかしたら成瀬先生もおんなじなんだろうな。
脳外科医に戻りたいっていう気持ちもあるんだろうけど、ナイトドクターを辞めたいわけでもない。
だからなかなか答えを出せないんだろうな。
心美が朝倉に感謝を言う。
今日だけのことじゃなくて、いつもお兄ちゃんのそばにいてくれて。
ナイトドクターになってからすごいいきいきしてて。
前は仕事にやりがいなんてもとめてないっていってたのに、今は美月先生と働けるのが本当に楽しいみたいで。
お見舞い来た時もしょっちゅうみんなの話してるんだよ。
もし今後、お兄ちゃんが弱音を吐いたり、今の仕事諦めそうになった時は思いっきり喝入れてあげてください。
これまで私の病気でたくさん我慢してきたと思う。
だからやっと見つけた好きな仕事、お兄ちゃんには大事にしてほしくて。
それから、これから先も公私ともにお兄ちゃんのことよろしくお願いします。
成瀬が里中が執刀した患者の手術映像を眺めている。
ばっちり上手くいった、成瀬が嫉妬してしまうくらいに。
やっぱこのままじゃダメだと思う。
先輩に自分の気持ちに正直に決めてもらうには、私たちが重荷になってるようじゃダメだと思う。
先輩なしでもやれるようにならないと。
確かにそうかも、同情で残られても後で私たちのせいにされたら困るし。
そうと決まれば実行あるのみ。
急患の安西尚道が救急搬送。
脳卒中が原因かと。
脳外科医は学会で入院患者を受け入れるなと言われている。
この時間じゃなかなか受け入れ先が見つからない。
内には成瀬という元脳外科医がいますが。
もういい、脳外の高梨部長に連絡する。
手が動かないと訴える安西。
高梨部長にコンサルしたが、明朝まで帰れない、そこまで持たせろと言われる。
しかし、安西の意識レベルが低下、成瀬が執刀することになる。
サポートには朝倉と本郷が入る。
そこに受け入れ要請が入る。
30代男性、四肢麻痺がありショック状態。
20代男性、胸部打撲で頻呼吸があり、顔面蒼白です。
無理だ断れ、お前らみたいなミジンコしかいなくてできるわけないだろ断れと嘉島。
朝倉との、私たちが重荷になっているようじゃダメだと思います。
先輩なしでもやれるようにならないとという言葉を思い出し、受け入れることを決める深澤。
二人の処置を進める高岡と深澤。
高岡の指示なくして自分で治療を進めらるようになっている深澤。
そこに桜庭が合流、3人で処置を進める。
上手く処置を終える。
安西のオペ。
手が止まる成瀬。
腫瘍からの出血が多すぎる。
このままオペを中止することを決断する。
本郷も朝倉もその指示に従う。
腫瘍からの出血を止め、小脳の一部を摘出し、頭を閉じる。
明朝になり高梨が到着、最新の画像を見せるとすぐにオペの準備だと里中に言う。
詳細は高梨部長に伝えてある、あとは頼んだと成瀬。
無事終わったよと高梨が成瀬に伝える。
ありがとうな、里中。
いえお礼を言うのはわれわれの方です。
安西さんの腫瘍はあのまま無理にオペをしていれば脳幹がひどく損傷され、障害が残る危険性がありました。
だから先輩はあえて、小脳だけを部分摘出して脳圧をさげ、われわれがすぐに処置に取り掛かれるように工夫してくださってたんですね。
それだけではありません。
先輩たちが朝まで丁寧に全身管理をしてくれたからこそ、われわれはすぐにオペにうつれた。
こんなにありがたいバトンはありませんよ。
優秀な医者が夜にいてくださって本当によかったですよ。
失礼します。
やりたい事をひとつに絞る必要性の有無
安西が目を覚ます。
またぜひ一度彼らと一緒にいらしてくださいね。
手術をしてくれた高梨先生に言われたんです。
礼を言うなら執刀医に私じゃなくて、体調を夜通管理してくれた先生たちにいってくれって。
今その先生たちはどこにいらっしゃるんですか?
彼らなら帰りましたよ。
帰った?
彼らは朝まで患者の命をつなぐスペシャリスト、夜間専門の医師ナイトドクターですから。
屋上でみんなで流しそうめんするみんな。
みんな取れないが、成瀬だけ取る。
やっぱダントツで器用だな、成瀬は。
こんなものもすくえないとは、それでも医者か?
そういえば、脳外に戻る話どうしたの?と高岡。
俺はここに残ってナイトドクターを続けることにした。
岩田さんのオペで、後輩の里中より技術が劣ると知ったときは悔しかった。
でも、患者がまた朝を迎える、それを叶えられる技術を持った医者はあの病院で俺たちだけだ。
でも脳外の方は諦めるんですか?
諦めるつもりはない。
ナイトドクターのシフトを調整して、時々脳外に研修に行かせてもらえるように病院側と交渉した。
それぞれがいろんな場所でいろんな専門性を高めて、ここに持ち帰ってくれば、
それこそ本郷先生が言うような一流の医者に近づけるかもしれないしな。
確かにね。
長い人生、やりたいことを一つにしぼる必要なんてないのかもね。
弁護士兼小説家とか兼業する人が増えたように、もっと医者だって働き方が多様化されても良いって言うか。
それに優秀な経営者さえいれば、救急医の医者寿命さだって伸びるかもしれないしね。
俺目指すよ、ナイトドクター続けながら、いつか心美の病気を治せる医者。
俺もなる経営者とナイトドクターの二刀流。
私も、絶対今の仕事続けながら結婚して、幸せな家庭を築いてみせる。
今という時代の同じ場所にいる私たちは、
いったいどのくらいの偶然が重なりこうして出会ったのだろうか?
このときの私たちは間違いなく、同じ場所で
同じ方向を見つめていたんだ。
日本の救急医療の未来を変えるために。
でもこの夜を境に私たちは思い知ることとなる。
この5人の出会いは、単なる偶然なんかではなかったということを
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