第6話の視聴率
第6話の視聴率は、10.2%でした!
東京オリンピックがあって延期されていましたが、放送再開されました!
前回とても気になるところで終わっていたので、楽しみにしてました!
あらすじ&感想
高所から転落し意識不明で搬送される朝倉
かすみがかった月夜
年齢も経歴もばらばらの私たちは夜の病院で出会った。
ナイトドクターとして働く私たち5人に課せられた使命。
それは夜の病院を守ること。
前半の回想。
今にも消えそうな命をつなぎとめるために
もう二度とあんな思いをしないために。
どんな患者も受け入れ、ただひたすらに走り続けてきた。
身体から鳴り響くSOSのサイレンにも気づかないままに。
事故現場に向かう成瀬、朝倉、深澤。
初めての事故現場にビビる深澤。
奥で動かせないでいる重機作業員の救命に朝倉と深澤が向かう。
下肢を挟まれ、頭部からの出血もある。
徐脈になっている、重機を誤操作したのは心原性かもしれない。
その患者がどこかに向かって指を指す。
その方向に向かう深澤。
奥で大腿に鉄パイプが刺さっていて動けない患者を発見する。
すぐに朝倉を呼びに行く。
処置を終えた朝倉がその患者の元に向かう。
立ち眩みをする朝倉。
患者のいる場所に登り、処置しようとするが立ち眩みがしてパイプにもたれかかったところ、パイプが崩れ、落ちてしまう。
朝倉と呼び続ける深澤の声を聞く成瀬。
患者の処置を終えた朝倉。
しかし、その後倒れてしまう。
肋骨が折れていて、脈も弱い。
すぐに病院に搬送する。
骨折の痛みで迷走神経反射をおこし、失神しただけだ、命に別状はない。
何があった?ちゃんと説明しろと本郷。
朝倉が患者の処置をしている時にバランスを崩して高所から落ちて。
それなのに俺、朝倉に患者の処置全部任せて、、、。
もっと、俺がちゃんとしてれば、朝倉だってあんな無理しなくて済んだのに。
ほんとにすいませんでした。
朝倉はどうしてバランスを崩したんだ?
それは、立ち眩みがしたみたいで、最近疲れた様子だったし。
自分にも責任があります。
あいつが疲れてるの知ってましたが、止めませんでした。
たちばな救急クリニックの職員証を見つける本郷。
朝倉はここのクリニックでも働いてたんだな。
案の定、高所から立ち眩みが原因で落下してしまいましたし。
落ちた当初はアドレナリンがでていたからかわかりませんが、すぐに立ち上がってまた患者のいる高所に登って治療を始める、ものすごく危険です。
ただそれを見ているだけの深澤はなんのために現場に来たのかわかりませんね。
処置を終えた朝倉が急に倒れて、脈も弱い状態、迷走神経反射をおこして倒れただけかもしれませんが、それでなくなる方もいますし、危なかったですね。
さらに現場に成瀬がいたからいいものの、先に患者さんと病院に戻っていたりしたら、深澤がなにかできたとは到底思えないし、命がなかったかもしれないです。
なんでこんなに疲れているのかとみんなに疑問を持たれていたが、副業していたことが見つかってしまいましたね。
普通の人でも寝ないで働き続けることなんてできないし、ベストコンディションでもないのに、治療も判断もろくにできませんよ。
さあ、副業しているとわかった本郷はどう動くんでしょうか。
働き方を変える本郷
昼間の医者に、救助に駆けつけた救急医が現場で倒れて運ばれるなどありえない。と言われる。
しかもその原因が副業による過労だと。
うちの病院とクリニックの勤務時間を合わせれば余裕で過労死ラインを超えている。
これは本郷先生の監督不行き届きでは?
まさにその通りです、申し訳ありませんでした、と頭を下げる本郷。
内緒で働いていたことは謝ります。
でも少しでも早く経験を積みたかったんです。
私達の仕事は現場で経験を積んでなんぼじゃないですか。
なのに働き方改革とか言われて、働く時間制限されて、そんなんじゃいつまでたっても先輩に追いつけないじゃないですか。
お前がしたことは一歩間違えれば患者の命だって奪っていたかもしれない。
そのことわかってるのか?
今のお前に救急医は失格だ。
本郷が院長の部屋を訪れる。
しかしそこに柏桜会の会長もいた。
ナイトドクター制度を採用して成果の報告を聞きにきていた。
あなたの部下がさっそく問題を起こしたようね。
この制度は労働環境を改善するために試験的に導入されたんです。
決められた労働時間を守っていただかないと、この制度を試すこと自体意味がなくなってしまうのでは?
全て私の責任です、申し訳ありませんでした。
ですが、もう少しだけ時間をいただけないでしょうか?
この制度は崩壊寸前の日本の救急医療を救う一筋の光になるかもしれない。
今後は必ずルールを厳守したうえで成果を出して見せます。
ちょっと顔貸せと成瀬が深澤を呼び出す。
お前だけのせいじゃない、俺の方がもっとたちが悪い。
救急医になってすぐのころ、あいつにそっくりの後輩がいた。
負けず嫌いで、患者の為なら飯すら食わず付きっ切りで治療するようなやつだった。
でもある日彼女は夜勤明けの帰り道、心臓発作で亡くなった。
27歳の若さでだ。原因は過労だった。
彼女が働きすぎてたことに気付いてた。
でもなにもしようとしなかった。
そうやって働くのが当たり前だと思っていた。
朝倉を見るたびその彼女を思い出す。
だから成瀬先生は朝倉が救急医を続けることに否定的だったんですね。
結局また止められなかったけどな。
救急医だって人だ。無理をすればがたがくる。
なんでそんな当たり前のことがわからないんだろうな、あいつは。
2週間後、朝倉が戻ってきた。
深澤って案外冷たいのね。
深澤だけだよ、一回もお見舞い来てくれなかったの。
本郷と会長が話す。
ねえ、どうして?
自分の腕を磨くことしか興味がなかった人間がどうしてそこまでするの?
あの子たちのために頭まで下げて、信じられない。
生きた証が欲しくなったのかもな。
このまま俺が死んだら、これまで積み上げてきた経験も技術も全て灰になって消えてしまうだけだ。
だったら少しでも使えそうな連中に残した方がましだろ。
それにこのままだと救急医こそ消えてなくなる。
24時間診療なんて夢のまた夢だ。
でも夜に働ける一流の医者が育てば、そこにまた一流の人材が集まってくる。
今は理想にはほど遠いけどな。
さすがに迷惑をかけるようなことをしてしまったからでしょうか。
少しでも多くの経験を積みたかった、それは自分自身の話であって、
患者さんからすれば、そんな寝てないような人に治療されたいとは思えないし、
成瀬の言う通り、救急医失格ですね。
成瀬は昔、同僚の救急医を過労で亡くしていたんですね。
それは彼女と同じように働く朝倉に対して、救急医失格だと言います。
患者の為の前に自分のことを考えないと、潰れてしまっては意味がないですよね。
深澤がお見舞いにいかないとは何があったんでしょうか。
本郷も現役で働く救急医というより、もう引退する立場として後輩にその技術を残すための働き方にシフトしているんですね。
ここを有名にしたらより多くの人材が集まり、そして夜に働く救急医という基盤が出来上がる。
この広がり方は理想的ではありますが、できるかできないかわかりませんし、時間もかかりますね。
現場で初めて患者を救う深澤
この度はご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
あの、これをお受け取り下さい。
始末書を本郷に手渡す朝倉。
次はないぞ、わかってるな。
復帰初日から救命にいそしむ朝倉。
ガス配管工事現場の事故で、現場にドクターの派遣を要請しますと。
出動は成瀬行けるか?
はい、深澤を連れて行きます。
私も行きますと朝倉。
お前の言葉は信用ならない、来られても迷惑だ。
問題ありません、人手は多い方がいいに決まってます。
いい加減にしろよ!と深澤。
患者患者ってどうしてもっと自分のこと考えられないんだよ。
朝倉が患者大事に思うように、俺たちも朝倉のこと大事に思ってんだよ。
心配してんだよ。
本郷先生だって、朝倉のせいで責任とれって責められて、みんなの前で頭下げて、どれだけ周りに迷惑かければ気が済むんだよ。
けんかしてる場合じゃねえだろ、さっさといけ。本郷。
おい、深澤行くぞ。
現場に到着。
患者を見て後ずさりする深澤。
お前が診ろと成瀬。
無理ですよこんなの。
いいから診ろ。
容体は?
胸部も圧迫されているので、アスフィキシアになる可能性があります。
じゃあなにをする?
気道確保して酸素投与、上肢にルートを取って乳酸リンゲルを投与します。
次は?
保温した後、バイタルサインを見て鎮痛剤を考慮します。
完璧だ、後はやるだけだ。
何を迷う必要がある。
深澤のやつ、朝倉がいない間大変だったんだよと高岡。
朝倉がけがしたのは自分のせいだって、自分のこと責めちゃってさ。
朝倉が疲れてるのわかってたのに、あの日の患者の処置全部任せっきりにしちゃったって。
もっと自分がしっかりしてれば、朝倉だって無理せずに済んだかもしれないのにって。
朝倉に合わせる顔がないから、お見舞いにも行きずらかったみたいで。
頑張るってさ、本人はそれで気持ち満たされてる部分あるのかもしれないけど、見てる側からすると心配で、心すりへらすことだってあるんだよ。
現場で患者の挿管をこなす深澤。
朝倉が事故現場で助けた患者に声をかけられる。
鴨田さんなんですが、重機を誤作動させてしまったのって、心臓のせいなんでしょうか?
実は私たちなんとなく知っていたんです、鴨田さんに持病があることを。
でも人手が足りないし、鴨田さんがいないと現場がまわらないから、疲れてしんどそうにしてても見てみぬふりしてて、頼りっぱなしで。
いつかこうなるんじゃないかってわかってたのに。
そんな中、ついに深澤が動きましたね。
思いがけない人にいい加減にしろと怒鳴られて、朝倉もすくみましたか笑
現場に到着した深澤は先ほどとは打って変わって、患者を目の前にして立ちすくんでしまっています。
そんな状態の深澤に勇気づけるため手取り足取り教えるのではなく、背中を押してあげることをする成瀬、素晴らしい教え方だと思いました。
深澤の知識も十分にありますし、よく勉強していることがわかりますので、後は勇気を持てるかどうかですね。
働き方改革の意味、自分に時間をどう使うか
朝倉、お前ここでどうなりたい?
え、それは、どんな患者でも受け入れる医者です。
じゃそのために何が必要なんだ?
朝倉が深澤を訪ねる。
ごめん。
私深澤に嫌な思いさせて、でもあの日私が倒れたのは私のせいだから。
わざわざそれ言いに?
よかった~。嫌われてなくて。
桜庭に海外の論文を借りて読み漁り、高岡にオペの映像資料を借りていることを知る。
成瀬もセミナーに参加している様子。
鴨田が病室にいない。
病院の廊下で倒れている鴨田を発見した。
STが上昇している、また心筋梗塞になったかもしれない。
一命をとりとめた鴨田。
すぐに謝罪しないといけないと起き上がろうとする。
従業員を路頭に迷わすわけにいかないんです。
もっと自分のこと考えてください!
鴨田さんが従業員のみなさんを大事に思うように、従業員のみなさんだって鴨田さんのこと大事に思ってるんです、心配してるんです。
何でもかんでもしょいこんで頑張るって、それで自分は気持ち満たされることはあるかもしれないけど、
見てる側は、心配で心すり減らすことだってあるんです。
私たちの仕事だって、働き方改革とか言われて、働く時間制限されて、それで学べる機会も減って、正直納得できない部分もたくさんありました。
でもよく考えたら、働き方改革って働く時間を減らすことだけじゃないんですよね。
仕事で毎日同じことを繰り返すよりも、例えば休みの日に自分の知りたい分野の論文を読んでみたり、
学びたいオペのDVDを見たり、最新の技術を身につけるためにセミナーに参加したり、同僚の力を借りて勉強したり。
そうやって休んでる時間にも学べることはたくさんあって、労働時間が減った分、
いかに効率よく作業できるか工夫したり、そういうことも含めてより良い環境を作りだすことが働き方改革。
きっと鴨田さんにも見つかります。
自分1人がしょいこむんじゃなくて、もっと職場にいる1人1人が工夫することで、より快適に働ける環境が。
感動しました、そうですよね。
私はただ足りない分は自分1人で補えばいいと思い込んで無理をして、ほんとの意味では職場のみんなのこと考えられてなかったのかもしれません。
これからやるべきことが少し見えた気がします。
ありがとうございます、朝倉先生。いや師匠。
偉そうに人に説教したからにはわかってんだろうな?
はい、もう無理はいたしません。
桜庭、深澤に貸してるNew Medical今度から私にも貸して?
あと高岡、オペのDVD今度私にもレンタルさせて?
それから先輩、今度セミナー行く時は私にも声かけてくださいね。
美月ちゃんの向上心ってブラックホールだな。
ただひたすらに走り続けてきた。
どんな患者も受け入れるために。
同じ道をただひたすらに。
でもふと立ち止まり回り道したその先に、
新しい何かが待っているのかも。
夜の病院で出会った私たち
友達でもない家族でもない
ただの同僚とも少し違う
曖昧な関係の私たちはこの先
どこに向かって歩んでいくのだろうか
朝倉のように現場で治療して経験を積んでなんぼだというところもあるのかもしれないですが、
知識を身につけることも大事だったり、働き方改革で空いた時間を自分のための時間に使えるので、
その時間の使い方次第だということがわかりますね。
今回周りのスタッフに気付かされて、患者さんの目の前で自分と同じように働こうとしている人を
説得してみせた朝倉、自分の気持ちに素直になって、桜庭や高岡、成瀬といった同僚を頼り始められたのはよかったですね。
みんなで切磋琢磨して成長していけるのが一番ですから。
こんな関係を気付きながら働いていける環境はいいですね!
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