あらすじ&感想
島崎警護に届いた一通のメール
島崎警護のホームページを作った矢先、すぐに助けてほしいとメールが届く。
すぐに向かうと、高校2の夏から引きこもりだという大輔という男だった。
小学校のクラス会に向かいたい、理由はタイムカプセル。
読まれたくない将来の夢を取り除いてきてほしいと。
自転車のタイヤをパンクされたり、踏切で押されたりしたと。
お父さんは鉄道関係で乗務員の削減で早期退職を言い渡された。
会社なんてひどいものですね。
クラス会で昔の人に会えば何か変わるかもしれない。
体裁を気にしてしまう人間の性
差し入れに来た沢口。
菅沼が執行役員になった。劉社長の抜擢で。
なぜ劉が警備会社に興味をもったのか。
愛する人を暴力で奪われた。
婚約者が銃で撃たれた。3ヶ月後亡くなった。
ボディーガードを雇っていたが弾避けにはならなかった。
ボディーガードはクライアントを守れなくても責任を取らなくてもいいとしった。
これはビジネスになると思った。
クラス会のボディーガード当日。
陰で大輔を見ている怪しい人陰。
執拗におびえている大輔。
近所の人にもバカにされている様子。
親父の電車に飛び込んでやろうと思っていた。
途中谷口という人物と出会う。ちゃんと就職して子供もいる。
差が付きすぎてて話せるかよ。谷口は大輔のことを詳しく知っていた。
不審者らしき人が見ている事を発見する島崎、追跡するもロスト。
すると、もうタイムカプセルはいい、やっぱり狙われてるんだ、帰ると言い始め帰宅する。
どれだけ裏切られてきたか。
親の都合で大学には進学できなかったが、息子には大学に行ってほしかった。
息子に期待したい気持ちはわかります。
大輔さんが私たちに依頼したのは無腰でも外に出たいという気持ちがあったからじゃないんですか?
お父さんが、ウソつきでいい加減でどうしようもない人間なんですよ。
ずるしてタイムカプセルにいれたものを隠すような真似をしないで、堂々とクラス会に出たらいいだろう。
体裁ばかり気にしてそんなにみんなにバカにされるのが嫌なのか、と言うお父さん。
しかしこれは島崎の策略だった。
でも子供も子供でやりたいことは考えているはず。だから私は子供がしたいようなことをさせてあげる、そんな子育てをするのがベストなんじゃないかなと思いますね。
当事者は覚えていないけど、被害者は覚えているもの
小学校の校門までくる大輔。
俺はクラス会にいたことがないという島崎。仲良しごっこみたいなのが嫌で。
でも40代になって懐かしくなって逆に行きづらくなった。
私は行きましたと高梨。自分のことを覚えていない人がいてプライドが傷ついてすぐに帰った。
するとそこに谷口が現れ、一緒に理科室に行かないかといわれ、ついていく。
その様子をどうも気になる様子の二人。
理科室の塩酸を取ってこい、罰ゲームだからと。
それのせいで警察沙汰になり、中学受験がパーになり、母親も自殺してしまった。
それで今まで嫌がらせをしてきたという谷口。
人間関係も上手くいかなくなった。
一発殴らせてくれといって殴る。大輔は土下座をして謝る。
それに理科室で塩酸とかの危険な薬品が簡単に取り出せてしまう環境にあったのが謎です。
そっちの管理不足で何か警察から言われることはなかったんでしょうか。
塩酸もってきてなにをしようと思っていたんでしょうかね。
親が気付かない間に成長する子供
その後タイムカプセルを掘り起こし手紙を見てみると、
お父さんのような運転手になって、お父さんとお母さんをのせて走りますと書かれていた。
暇さえあれば親父の電車見に行ってた。
本当は憧れていたが、大学に行って、電車じゃなくて人を動かすような人になれと言われていたから嘘ついていた。
体裁ばかり気にしていたのは父さんのほうだった。
ごめんな。
すっかり身なりを整えてスーツ姿で現れた大輔。
ありがとう、俺の記憶を守ってくれて。
瞬が笠松先生、親父のこと気にしてたよ、あれ結構意識してると思うと言う。
すると、笠松から電話が鳴る。
じゃあ今度飯一緒に行きます?
誤解しないで誘ったわけじゃないから。
なんだかいい雰囲気の二人。
周りの人は自分が思っているほど、全然自分のことを見ていません。
だから、自分のことを気にしてしまうのは自分だけと考える事で解決できると思います。
難しいですが。笑
島崎と笠松の関係が別枠であるところは良いですね。
警護だけでなく、恋愛もちりばめられているからこっちの展開も気になりますね。
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