あらすじ&感想
舞い降りた依頼
全盲のピアニストの警護。
KICKSがおりてる仕事の依頼を沢口がもってきた。
守るべきはクライアントではないのか?それを守るのも経営者の仕事だ。
リスクを回避する、それがビジネスです。警護とて特別ではない。
危険な仕事は下請けに投げてやればいい。
ピアノの間に、「何様?実力も無いクセに」という紙。
自分ができないからといって、相手に対して無理やりこじつけでたまたまできてるという理由付けをしたくなる。
その典型的な例がこれだなと。今回は自分がピアノのコンクールで上手くいっておらず、自分ができない理由を他人のせいにしている、
盲目だからこれだけ評価されているんだ、自分の方が上手いし自分も盲目だったら同じようになれたと思いたいんだろうと。
そう思いたい気持ちはわかりますが、、
ビジネス関係の姉妹
姉妹の関係ってなにか複雑なのよね。
危ない行動をするのは、姉といるときだけ。
姉にとって妹は仕事の資本。
目が見えない事を武器になんかしたくない。
えまは目が見えないからこれだけ日の光を浴びていられるんだ、と思わせるような
周りからの視線から、自暴自棄みたいになって辛くなる。
そして家族である姉にさえそのような事を感じてしまい、仕事でしか見ていないことに嫌気をさすのは
わりとありがちなことなのかなと思います。家族だからこそ言えない事は多くありますよね。
突然の襲撃
桜井先生がスリングショットでえまを撃ち殺そうとした!?
幸い骨折も手指の損傷もなく済んだ。
桜井先生はえまが上手くなるのが気に食わないのか。成長したのがおもしろくない。
社長と結婚できなかった。それはえまの夢を叶えるため。
ピアノは楽しく弾けなきゃいけないのに、ピアノの楽しさを教えてくれたのはあの人なのに。
自分が育ててきたので、愛情心が芽生えて巣立つのをためらってしまう、親心のような心が出てしまったんだろうな。
姉のエゴと妹の相違
えまは誰かを犠牲にして、コンクールにでるのが嫌だった。
姉は妹のために指を使えないように?した。
本当は一緒に楽しくピアノを弾きたいと思っていたのではないかな。
最後の描写が姉妹で一緒に楽しくピアノを演奏している様子をみて
やっぱり必要なのは、「楽しさ」なんだなと感じさせられました。
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