あらすじ&感想
鷲尾に期待される澪
本社の経営統括部からきた鷲尾。
今昔出版の社史編纂のお願いに来た、予算は500万、創立100年の歴史をわかりやすくたどったものにしたいと。
期限は一ヶ月、大滝会長の喜寿の祝賀パーティで配る。
応援スタッフも派遣するから協力してほしい。
これ紙じゃないとダメなんですか?データとかでは?と問う目黒。
すると編纂のチームに任命する。
妖怪たちに編纂の話をする。
嫌な予感がすると座敷童子。
本社からの派遣ができなくなったと鷲尾から連絡が。いいように話を進められる。
新企画を立ち上げることになり、美雪と柳に本社で手伝ってほしいと。
2人で社史編纂をさせることになる。
このあたりから何かおかしいと感づくところはさすがの妖怪という感じがしますね。この感が当たらなければいいですけど。
初めての期待に応えようと必死な澪
澪がいないと火が消えたみたい。
なんで俺たちはよく知りもしない人間のこと心配してんだろね。
翌朝久しぶりに戻ったと思ったら生気がない澪。
今にも死神が迎えにきそうだ。
ちなみになんでそんな頑張るの?
上司に頼られるのが生まれて初めてで、人生かけてやってみようという心境です。
これは24歳の今しかできない挑戦なんです。
本社からの写真資料が何度催促しても届かない、写真の許可を取る作業も広報部員がやってくれるはずが連絡がつかない。
私のせいにするつもり?期限までにできなければこのこんじゃくプロは解体します。
明日までにゲラを全て完成させて提出しろと。
二人で取っかかる。
また朝帰りする澪。
変な形の湿疹がかゆくてたまりません。
戦前に流行った天狗という流行り病だと。すごい熱もある。
飲む点滴の甘酒を飲ませる妖怪達。
ユズに祈祷させなんとか一命をとりとめる。
また、そこを突っついて考えてきてるであろう、鷲尾もうまいっちゃ上手いですよね。
ただ、身体を壊してしまっては意味がないことは頭の片隅に置いておかないといけませんね。
鷲尾の本性
お嬢が心酔している鷲尾香澄とやらは女神なんかじゃない、あれはとんでもない女狐ね。
極めて優秀な経営コンサル。
老舗200年の出版社をわがものにしようと考えた。
パートナーの那須純一郎とふたりで。
前回の結婚は土地持ちの20歳年上、なにか気になる。
九尾の狐だ。
近づく人や動物を殺したと。
ぬらりひょんは妖怪の総大将なんて呼ばれている。
どこからともなくふらりと現れ家にあがりこんでは煙草をのんだり茶をすすったり、いつの間にか去るという。
悪いのは九尾の狐だけじゃない、お嬢もだ。
最初の餌につられ手操られ、目が回るほどこき使われて、最後は死のうがどうしようが上はなんてことはない。
自分が輝くことしか考えとらん上司に滅私奉公してどうするね。
ちゃんと自分の頭で考えないと無駄死にするぞ。
たまに手を抜くことも必要ね。ぬら~りくら~りなめらか~に世渡りし、たまにおもいがけない活躍をすればOK、これが処世術ね。
ずっと全力でいることは難しいですよ。
澪の行動から自分も動き始める原島
私をクビにするのが目的ならさっさとそうすればいい、私を攻撃するために大事な社員を巻き込むのはやめてもらいたい。
社史なんてどうだっていい、社員の命より大事な仕事なんてない。
私はこの人を信用しない。
辞表はいつでも受け取ってやる。
辞表を用意して出直してきます。
社史ならできましたともってくる目黒。
原島の解雇はやめてください。
鷲尾は社史を利用して原島さんをこんじゃくプロダクションごと潰そうとしていると会長にいう。
先々代の社訓四か条、働くことこそ遊びなれ、よく食べよく眠ること、いい夢をみること、目に見えないことを信じる心を育てること
本当に素晴らしい会社だなって思いました。
澪には特別視しているとしか思えないような行動ですね。これはなにありそうな、そんな感じがします。
澪も全てを否定するのではなく、一部しっかりしているところは褒めている。心の優しさが垣間見えます。
ついに化けの皮が剥がれた鷲尾
社内会議でこんじゃくプロダクション解体に賛成の方をつのり過半数を得る。
ぬらりひょんが会長をシェアハウスに連れてきて、ナースの岩が電話をし呼ぶ。
一過性脳虚血発作かもしれないという岩。
救急車を呼ぶというと急に気分がわるくなったとその場を離れ、那須に思ったよりはやく死にそう、これで計画通りと電話する。
その声を録音していた澪。
会社も遺産も手に入る、葬式では笑わないようにしないとね。
みんなの前で流される。
どうやらわが社をでていくのは君のようだなと会長。
既に会長の権力はなくなっている、いつまでの権力にしがみつく老害めという鷲尾。
往生際が悪い女狐め、わしの呪いをかけたろか。と指をならすがかからない。
今後法的な手段をとらせていただきます。
会長の誘拐、脅迫、威力業務妨害、刑事事件になるかもね。
目黒さんあなたもクビよ、さようなら。
すると澪が怒りで角が生え、ぬらりひょんと共に呪いをかけようとするがかからない。
幹部会議を始めようとして言葉を発するが狐の鳴き声のような声がなる。
そこに会長が現れ、やはりお前は九尾の狐かといい、遺言書は無効にするさっさとでていけと命じる。
喜寿のパーティはなくなり、離婚調停中になった。
またNoteにぬらりひょん的生き方について書くとSHIRAHAMAという人物からいいねされる。
もしかして原島?と気付き、胸が苦しくなる澪。
人間と妖怪の特異点なのか?
それに後ろめたさを感じながら生きていくことにもなると思います。素直にまっすぐに生きていくことが、1番幸せなのかもしれませんね。
胸が苦しくなった澪、やっぱり原島のことが好きになったのかな?
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