第1話の視聴率
第1話の視聴率は、13.4%でした！
初回から二桁はいい調子です！
あらすじ＆感想
日本の救急の状況
夜、それは誰にでも一日一回訪れる。
不安で眠れない夜。
孤独を何かで埋める夜。
とろけるような甘い夜。
現実を忘れようとはしゃぐ夜。
誰しもが当たり前だと思っていた。
どんな夜もやがて明けることを。
朝がまたやってくることを。
あさひ海浜公園病院。
救急車が到着する。
救急の根岸は48時間連続勤務を超えていた。
日本の救急医療は人手不足。
医者の善意や熱意を頼りに過重労働するのは当たり前。
こんな環境では医療ミスに繋がりかねない。
労働時間を制限し、働く環境を整えることは急務です。
いち早く試験的に勤務体系の改革をする。
当院に所属する医者の当直を全面廃止します。
夜間勤務だけを専門に行う救急医を募集し、育成したいと思います。
その名もナイトドクター。
夜間に運ばれてくる急患を救う仕事。
要はただの夜間勤務だからな、夜は変な患者多いって聞くし、生活リズム崩れるし。
何とかメンバー5人を集めた。
指導医を引き受けてくれるね？
何人残るかわかりませんが。
悲鳴が聞こえる。
駆けつけると、人が倒れていた。
処置する朝倉。
なんで助けたんだよ、せっかく死ねるところだったのに。
あんな処置すらできないなら医者名乗らないでくれる？迷惑だから。
さっきの人、せっかく助けたのにさ。
ああいう患者さん多いのかな？お兄ちゃんが働く夜の病院で。
こんな俺にナイトドクターなんて務まるのだろうか。
はじめてスタッフルームに入る。
朝倉と成瀬はなにか関係がある様子。
本郷がみんなを集める。
ナイトドクター指導医の本郷。
夜間勤務は誰もがやりたがらない外れくじ。
それをあえてやろうとする連中なんてよっぽどの訳ありか、物好きなんだろうな。
さっそくだが、ブリーフィング始めるぞ。
ニューヨーク帰りの夜間専属の救急医していたらしい。
俺は新米だろうが手取り足取り教えるつもりはない。
ついてこれるやつだけついてこい。
お前たちが戦力になるまでは、おれが知ってる救急医を外部から呼び寄せる手はずだ。
救急要請の電話
夜空に月が昇る。
それが私たちにとって戦いの合図だった。
これは夜の病院の舞台で戦う私たち5人の物語だ。
連続勤務が48時間を超えてもなお働き続けるのは、
さすがに危ないですし、重篤な医療事故にもつながりかねません。
それが現実の病院でも行われているとなると、考えられません。
そこで、夜間だけ専属で働く医師を設け、働く環境を整える。
よく考えたものですね。
でも、実際に看護師では夜間専従で働く方もおられますし、医師でもできなくはなさそうです。
夜間勤務は生活リズムが崩れてしまうしんどさに加えて、大変な患者さんが訪れたりするので誰もがやりたがらない。
それでもなおやりたいと思うのはよっぽど患者さんを救いたいという気持ちが表れている人なんだと思います。
医者それぞれの価値観の違い
頭部外傷、腹痛継続、脊損の患者3名が搬送。
プライマリサーベイ急げ。
ショックの状態に気をつけろ。
いきなり重症患者ばかり受け入れすぎだろ。
そっちの患者にレベル1持っていけ、わかるならな。
さらに救急の要請。
新たに発見された患者がいた。
クラッシュ症候群で右足を切除するしかない。
深澤は突っ立ったまま何もできない。
桜庭は、患者の右足を見て、気持ち悪くて吐いていた。
右足切断後、パルスレスVT。
何とか戻ってきたが、脳死じゃなきゃいいなと本郷に言われる朝倉。
始めての夜間勤務は何もできないまま、ただ苦い記憶だけを残して終わった、と深澤。
どうして君たちがわざわざ夜雇われたのか、その意味を理解しているのか？
昼間働く医者を守るためだ。
優秀な人材は当直や夜間の呼び出しが多いと環境のいいところに流れる。
昼間は働く医者が快適に働けるようにする、いわばスペア。
手のかかる重症患者ばかり集めて、手を煩わせるのは辞めてほしい。
こっちは、あなたたちがベッドで寝ている間、働いていたと嘉島にたてつく朝倉。
あの人達夜間勤務のことばかにしすぎ。
働き方改革とか医者に必要あります？
相変わらずそんな考えなお前は救急に向いてない、今すぐ辞めろと成瀬。
妹の心美と話す深澤。
俺は給料さえもらえてればそれでいいの。
それどういう意味？
それなりの生活できれば十分ってこと。
仕事にやりがいとか求めてねえから。
心美の彼氏が待ち合わせしていた。
お兄ちゃんに見られてたら失神しちゃう。
成瀬と深澤と朝倉は同じ寮の隣の部屋だった。
次の日、右足切断した患者が亡くなっていた。
彼女が病院を訪れ、どうして助けてくれなかったのかと泣きつかれる。
何も言わず、申し訳ありませんと頭を下げる朝倉。
7件も断られ運ばれてきた時点でもう手遅れだったとなぜ言わなかったのか？と深澤。
そこに救急要請。
身元不明の患者、コンビニ前で倒れているところを発見。
モニターつけるとVFになる。
除細動を深澤にするように指示。
そこに昨日の患者がフラッシュバック。
動けないでいる。
手は尽くしたがそのまま亡くなってしまう。
やっぱり無理だこんな仕事。と深澤。
身元も分からず、最初からいないみたいに去っていく、こんな患者と向き合う仕事俺には無理だ。
ここにきていったいなにしたの？
一度でも本気で誰かの命救おうとした？
なんにもしないで屁理屈ばっかりならべる、あんたみたいな医者が一番嫌い。と朝倉。
やる気ないなら辞めたら？と高岡。
そんな中途半端な気持ちでやってるといつか患者殺すぞ？と成瀬。
辞めたいと院長に申し出る。
成長したその先に何があるんですかね？
人がばんばん死んでるのにみんな平気な顔して仕事してる、僕にはついていけない。
正直、楽な仕事はたくさんある。
わざわざ辛くて責任重い仕事やる意味がわかりません。
僕は、もっと穏やかに行きたいんです、平和に生きたいんです。
いいんじゃないですか、内科に戻してあげれば。
私が育てようとしてるのは夜間に働ける一流の医者です。
こんなことで弱音を吐くような人材は必要ありませんよ。
いきなり救急で運ばれてくる患者さんに対して完璧に処置できるとは思えません。
経験が物を言う領域のひとつかもしれないですね。
物おじしないでがつがついける朝倉と成瀬は素晴らしいです。
でも救急では助けられない患者さんに対してどこまで治療をして、
どこで諦めるのかという線引きを引くことも必要になってきます。
それは人の心にもよりますし、決断するには勇気もいることですよね。
どうしても昼間の医者は夜間の医者を馬鹿にしてしまうんでしょうか。
どちらかというとしんどいのは夜間だと思うのですが。
昼間は手術があるからでしょうかね。
わかりませんが。
給料だけ貰えてればそれでいいという人はどこの職種でも必ず1人はいますね。
でもそれはその人の価値観なので、いいかなとは思いますが、働いている間くらいは本気で向き合ってもらいたいと思いますね。
早くも辞めたいと申し出てしまった深澤、彼にはまだ荷が重すぎたのか。
わざわざ辛くて責任ある仕事をする必要がわからないのはわからなくもないですが、
どこかにやりがいを持っていないと続かないと思うのですが。
デート中でも仕事のことを考える朝倉
デートする朝倉。
今夜の患者さん、大丈夫かなと心配する。
今日くらいさ、仕事のこと忘れない？
24時間365日医者である必要ないじゃん。
わかった、今日一日は仕事の話絶対しない。
花火が打ちあがる。
花火に心美も来ている。
しかし、お腹を押さえてその場をさる。
慌てて薬を飲もうとするが、切れていた。
すると爆発が起きてしまう。
今日はＯＦＦの日と約束していたが、現場に向かってしまう朝倉。
あさひ海浜救命救急センターには救急要請の連絡が入る。
ドクターカーの出動要請。
花火大会の屋台のガスボンベが爆発した。
心美はそのまま倒れてしまう。
既に現場にいた朝倉はトリアージを行っていた。
成瀬と朝倉で赤タグの処置をする。
残された朝倉の彼氏の大輔。
そこに一人の女が声をかける。
赤タグにいた少年は心美の彼氏。
心美は？俺の彼女は？
あさひ海浜病院に一人でいた深澤の元に救急要請。
激しい腹痛を訴えている女性の受け入れ要請。
亡くなった患者のフラッシュバックで、それを断る。
どうやらその女の子は深澤の妹、心美だった。
救急車が立ち往生しているから向かってほしい。
なにか血管に基礎疾患がある様子。
急性腹症を起こして1時間以上たっているなら手遅れになる。
何もしないで見捨てる事だけはしたくない、行かせてください。
あさひ海浜病院には、助っ人の救急医が来ていた。
救急車が運ばれてくる。
心美だと知る深澤。
SMAの血栓による腸管虚血。
すぐに手術を行う、朝倉と成瀬。
医者なのに震えてることしかできないのか？
心美はどうなったんですか？
自分の目で確かめろ。
二人が懸命に手術している。
目を覚ます心美。
お姉さん、もう誰も助けてくれないかと思った。と涙を流す。
怖かった。
もう大丈夫、大丈夫だからね。
ずっと考えてて疲れない人だったらいいかもですが。
目の前に苦しんでいる人がいたら助けたくなってしまう救急医の職業病でしょうか。
デート中にされちゃうとね、仕方ないからと認めてざるを得ないですよね。
激しい腹痛を訴える女性がまさか自分の妹だとは思いませんよね。
この出来事は深澤にとって心に残るかもしれません。
医師なのに妹を救えなかったとなると立ち直れなくなるか、
逆にもっとちゃんとやりたいと思えるかどうか、どちらに傾くか見届けたいところです。
朝倉の母の真実、辞める事を告げる深澤
あんた辞めるんだって？、情けない。
心美のやつ夜になるといつも俺の部屋にきてた。
一人になるのが怖いって。
もしみんなが寝てる間に具合が悪くなったらどうしよう、
そのまま誰にも気づかれずに死んじゃったらどうしようって。
俺、そのことわかってたのにあいつのこと。
別にあんただけじゃない。
平気で患者の受け入れを断る医者がいる、
平気でたらい回しにされる患者がいる。
特に夜はどこの病院も当直を任されるのは若い医者ばかり。
経験のない彼らが受け入れたところで患者を救えないのもまた事実。
別に深澤だけが悪いんじゃない。
私の母親もたらい回しにされた。
あの日いつものように夕飯を食べて、いつものようにお風呂に入って、ベッドで眠りについた。
その夜、自分の部屋で寝ていると突然下の階から母のうめき声がして、目が覚めた。
下に降りてみるとリビングで母が倒れてた。
私はすぐに119番した。
しばらくすると救急車がきてくれた。
いつまでたっても受け入れ先の病院は見つからなかった。
そうしている間にも母は私の目の前でどんどん弱っていった。
4時間以上たらい回しにされてようやく受け入れ先の病院が見つかった時、
母は意識を失ってた。
結局そのまま。。。
手遅れって、なんで。。
だから私は絶対に受け入れる。
たとえ100人中99人救えなかったとしても、
たった一人救えるんだとしたら、私は諦めない。
朝をさ、見せてあげたいんだよね。
夜に働く誰もがやりたがらない仕事。
でも誰かがやらないと、そこには消えていく命がある。
俺はこの時初めて知った。
朝日がこんなにも美しく尊いことを。
そしてその朝日を見られることは決して当たり前ではないということ。
救急車の中にかばんの忘れ物。
カバンの中を見て、どうしてこれを朝倉が。と桜庭。
はいこれ忘れ物。
深澤が本郷に話しをする。
もうすこしだけ、ここで働かせてください、お願いします。と頭を下げる。
どういう風の吹き回しだ。
このまま逃げたくないんです。
よくわかんないけど。
そう思ったんです。
いいじゃないですか。
同期は多い方が心強いし。
残るんならもっと腕磨け、お前がポンコツだと昼間の連中に俺までポンコツだと思われる。と成瀬。
こっちは本気で学びにきてんの、邪魔だけはしないでください。と高岡。
いいですよね、本郷先生。
好きにしろ。
深澤、次逃げ出したら承知しないから。と朝倉。
この時の私たちはまだ知らなかった。
人と違う時間に働くということ。
そのことで降りかかる数々の代償。
大輔の家に行った朝倉は浮気されていた。
朝倉の母親はたらい回しにされてしまった上に亡くなってしまっていたんですね。
そんな経験があったら、誰もたらい回しにさせたくなかったり、助けたいと言う思いは誰よりも大きくなります。
朝倉のカバンに入っていたものが気になります。
たしかに、人と違う時間に働くということの代償はやっぱりありますよね。
恋人とのすれ違いもそう、朝倉は浮気されていた様子ですし。
両立していくのは難しそう。
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