13(サーティーン)最終回感想 ネタバレあり! 百合亜はどうなるのか!?

13(サーティーン)

あらすじ&感想

黒川からの要求

黒川一樹の白骨遺体が発見され、署まで同行された百合亜。
黒川から警察に百合亜を出せと電話が。
麗花を解放してあげてと切り出す。
条件がある、ゆりりんに会いたい。ゆりりんが来てくれたら解放してあげる。
一人で来なかったら麗花は殺す。
明日の13時記念日のいつもの場所で会おう。
麻美はもう一度犯人に会わせるなんてできない。
田辺は厳重な警戒態勢をと切り出すが、あなたたち警察が13年間なにもしてくれなかったじゃないですか?と言われ何も言えなくなる。
家に帰るといきなり襲われる。
麗花の父親の森正隆だった。犯人の情報を出せと。
私会います、これ以上私と同じように苦しむ女の子をもう見たくない。

百合亜の自分と同じような人を出したくないから犯人に会うという勇気、すごかったですね。
そう思う気持ちはあってもなかなか行動までには移せないのが人間ですから。
またなにされるかわからない、そんな恐怖はもう抱きたくないですよ。

約束の日

次の日渉に会いに行く百合亜。
みんな自分の身に起きた事を自分のせいだと思いたがる、ママもパパも。
そしてみんな暗くなる。それもうやめて。誰のせいでもないんだから。
悪いのはあの男だけ。約束して、次会うときは笑ってよね。

GPSを渡され厳戒態勢で、取引場所に行く百合亜。
時間になっても現れない黒川。
証明写真のところまで行くと、そこに麗花を抱えた黒川がいた。

突入する警察。森麗花を発見。百合亜はその場にはおらず、麗花がGPSを持っていた。
そして、百合亜を見つける永井。しかし黒川に襲われ逃走される。
麗花にどこにいたのかと問い詰めるが答えられないでいる。

百合亜は麗花がいた場所に連れてこられていた。
椅子に縛られている。
すごく会いたかったという黒川。
私も会いたかったと百合亜。
いろんな人と会ってきたけど、みんな私のことなんか忘れてた。
口では会いたかったっていってたけど、口ばっかりで私のことなんかどうでもいいんだってわかった。
これとってくれない?私もう逃げないから。
縛っていたものを外す黒川。抱き合う二人。

偽善者ぶられるのが嫌だった百合亜、やっぱりそういう淡い同情はその人には伝わって、
逆に傷つけてしまう結果になるんですね。接し方って難しい。

決意する永井と相川の父

やっと永井と連絡が取れた田辺。
車両番号を伝える。百合亜の命は刻一刻と危険にさらされているんですよ?
何考えてるの?勝手な行動しないでよ。
失敗を取り返してきます。13年間監禁されてきた少女の結末が悲劇でいいんですか?

お風呂湧いたよと言い、服を脱がしてあげる百合亜。
ズボンに挟まっていた拳銃を奪い、銃口を黒川に向け引き金を引く。
がしかし、それは偽物で撃てなかった。

森の家に向かう永井。麗花から話を聞きたいというが、無理ですと断られる。
そのころ相川家では何も出来なくてすまなかったと初めて謝る父。
千帆が私たちにしかできない事があると思うと切り出す。

相川家が森の家に訪れる。
頭を下げ、麗花に犯人の手がかりを教えてくださいと言う。
傷ついてるので無理ですというがそれはうちも同じだと話す。
土下座までしてなんとか会うことができた。
絵でなにかを伝える麗花。自分のいた場所のようだ。
窓から東京タワーが映し出されている絵。

永井が自分の功績の為なのか、警察の威信をかけてなのか、自分はずっと犯人を追ってきた中で、
百合亜の気持ちがわかるようになり、その思いをはらしたいことからこれだけの行動を
起こせるようになったんだと思いました。
相川家もだんだんそれぞれが百合亜の気持ちを考えられるようになり
どうすればまた何気ない日常を取り戻せるようになるのかを考えるようにもなってる。
麗花は伝えたかったけど言葉で上手く説明できなかったのかもしれないですね。
なかなか大人でも難しいと思いますよ、自分が監禁されてる中で何か手がかりはあったのかと思い返す事って。
恐怖で埋め尽くされてるはずですから。

黒川一樹の犯行理由が明らかに

黒川は7つの時に母親が家を出て行った。父さんの暴力がひどかったから。
ターゲットが自分に変わった。でも12歳の時に父さんが死んで母さんはまだ赤ん坊だった勇樹を連れて帰ってきた。
しかし、母さんは勇樹の面倒ばかりみて、自分には優しくなかった。寂しかったんだよ。
ゆりりんは僕に優しくしてくれた初めての人なんだ。
草刈りをしているときに指を切ってしまったが、そこにいた百合亜が絆創膏をはってくれた。
その時パトカーのサイレンの音が聞こえる。
それでこの子と一緒にいたら幸せになれると気付いた。
一緒にいて幸せになろうよ。
でももう終わりみたいだ。ナイフを百合亜の首に突きつける。
そうね。私にはもうあなたしかいない。
やっとわかってくれたんだね。二人だけの世界に行こう。

警察は黒川がどこにいるのか割り出すことに成功。
急いで向かう。

黒川は百合亜とともに練炭自殺を企み、それを実行していた。
百合亜は最後にあなたとひとつになりたいといって、手錠を外すように言う。
その後口を噛み逃げ出そうとする。
なんとか逃げ出すことに成功する。
到着する警察と相川家。みんなで百合亜を抱きしめる。
家に帰り、誕生日を祝う。
13年間私があの部屋で生きられたのはいい思い出がいっぱいあったから。
ママやパパや千帆との思い出があったから。なくしたもののことはもう考えない。
前をむいて生きてくという百合亜。

なんで同じタイミングなのに黒川の方が意識遠のくのがはやかったんでしょうか?
身体が大きい分、黒川の方が多少は遅いと思うんですが。
そして黒川は結局どうなったんでしょうか。
そのまま死んだのか、逮捕されたのか、気になります。
やっぱり幼少期とか小さいときの家庭環境が影響してくることって多いですよね。
短いストーリーでしたが、なかなか濃い内容でした。
家族についても考えさせられる、そんなお話です。

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